教育も医療も福祉も対等

あくまでも「学校」

医者は教員よりも偉いですか?

理学療法士や作業療法士は教員よりもすごいですか?

 

それぞれの立場から児童生徒にアプローチしています。どの立場が一番上というのはありません。

 

肢体不自由特別支援学校では自立活動で「身体の学習」をします。リハビリから情報を得て授業で取り入れたりすることもあります。

 

でもこれは学習するための土台作りのためです。

 

病院や福祉施設も学校の様子を知りたがります。

病院は治療のために学校や福祉施設の情報が参考になることがあります。

福祉施設も学校や病院の情報が必要です。

 

自立活動の時間に身体の学習ばかりしていたり、医療的なことにやけに詳しいわりには授業のことはダメという人はいないです。

本末転倒だからです。

 

あくまでも学校。どのようにすれば学習活動ができるかという視点に立つことが大切です。

保護者を通して情報共有

大事なことはまずは保護者から情報を得るということです。医療に関することも福祉に関することも保護者を通すということが大切です。勝手に連絡をとって連携することは信頼に関わってきます。

家庭で別機関の人たちと会うこともある

相談支援員が中心になって「サービス担当者会議(移行支援会議)」が開かれ、関係者が一堂に会することがあります。もちろん本人や保護者も出席します。

 

このときは学校も一つの機関として出席します。

 

「サービス担当者会議」を学校の訪問教育の授業時間に設定してもらうと便利です。

生徒が視線入力をやっているところを見てもらえるからです。

卒業後に利用する施設でも、視線入力の導入のことを考えてくれたりします。

授業の様子を別機関の人に見てもらう

視線入力を使った授業は、訪問教育でもなかなか行われていません。保護者を通じてリハビリの機関に視線入力の授業のことが伝わります。見たいという話が来ます。

いつでもどうぞとオープンにしています。授業の様子を見てもらいましょう。リハビリの時の様子を教えてもらえたりします。

 

R6は週2→3回の授業になります。そのうち1回は訪問看護師と入れ違いになります。以前もそういうことがありました。授業の最初の部分を少し見てもらうこともありました。

 

また1回増えた曜日は、訪問リハビリと相互乗り入れとなります。卒業年度のため、視線入力の授業を見てもらいながら、引継ぎを1年間かけてやっていく予定です。