定番の流れにこだわらない

始まりの会をまずやって、次に身体の学習をして身体の準備ができてから、座位保持椅子に座って・・・のような授業の流れにこだわっていませんか?

目を覚ましているうちに学習しよう

訪問教育で家庭に行くと、生徒が目を覚ましていて十分に準備ができていたりします。

チャンスです。座位保持椅子に座ってさっそく学習に入りましょう。

疲れたようだったら再びマットやベッドに降りて、身体の学習や寝た体勢でできるものをやってもよいでしょう。

 

生徒は「昼夜逆転」してしまい、夜中に目を覚まして昼間に眠ってしまう場合もあります。もしかしたら家族が工夫して訪問教育の時間に合わせて目を覚ますようにしてくれているかもしれないのです。

 

ちょうど訪問教育の時間に目を覚ましているのであればラッキーなことです。

教員が柔軟に対応できるか

特別支援学校の通学生の授業って、登校後すぐに「日常生活の指導」の時間が毎日帯状に組まれています。検温・体調確認・トイレ・水分補給をしたり、寒い時期は冷たくなっている手足を温めたりします。「朝の会」の前か後ろに身体の学習が入っています。身体の緊張をほぐすようなマッサージなどを取り入れたりして、心身の学習への準備ができてから、座位保持椅子に座って学習へとつなげていきます。

 

ただ訪問教育は、教員が家庭についた時点で、すでに学習準備ができていたりします。

もしかしたら、身体の学習をしてから、いわゆる学習に入りたいところです。

でもせっかく家族の配慮で目を覚ましているのに、身体の学習をすることで「眠くなってしまう」のです。

その習慣がついてしまうと、教員が到着すると眠りに入ってしまうというパターンになってしまいます。