身体のことについて授業で学んでいますか?
身体と書いて「からだ」と読んでいます。主に肢体不自由特別支援学校で行われています。
前任校での初期に学んだ「身体の学習」をずっと授業に取り入れて行っています。
「静的弛緩誘導法」というもので先輩の同僚から学びました。本物とはちょっと違っているでしょう。「足」「手」「腹部」「背中」「顔」を覚えました。
時々アレンジを加えてやってみたりもしました。やはりオーソドックスなものが良かったです。学校の自立活動部でオリジナルの体操や、同僚がどこか県外の学校から持ってきたマッサージは合いませんでした。
前任校で補助で入っていろいろな生徒にやってあげていました。
訪問教育で、ずっと続けています。
身体の学習は、肢体不自由特別支援学校の通学生では登校後、体調確認などいろいろ身の回りのことをした後に行いました。準備体操のようなものです。身体の学習で身体を整えてから、個別の学習などに取り組みました。
あるいは午後にゆっくりと行ったりもしました。
数年前にコロナで自宅勤務期間がありました。家でビデオ教材を作りました。でも結局使いませんでした。
本校に異動して、1年間身体の学習を行う機会がなく忘れていました。ビデオ教材を作っておいたおかげで思い出すことができました。
パソコンで動画「足」「手」「腹部」を再生しながら、それに合わせて行っています。
(腹臥位ができないため「背中」は行っていません。)
「顔」の部分は作らなかったのと、現在、顔の学習はやっていません。おそらく忘れていくでしょう。
せっかく家族が生徒を目覚めさせて学習準備を整えておいてくれていたのに、身体の学習をすることで気持ち良くなって眠くなってしまうことがあります。
訪問教育は2時間という短い時間です。一番やりたいことを目が覚めているうちに行います。
身体の学習は後回し(整理体操)でも、眠ってしまっている時でも良いです。
身体の学習を「足」から「顔」まで丁寧にやっていると他のことができなくなってしまいます(通学では1時間の自立活動でありがちなパターンでした。)。
手で素材に触れる前などに短時間行ったりしています。
よかったら参考にしてみてください。