特別支援教育で起こってしまう危険のある「手を持って」についてです。
・生徒の手を持ってスイッチを押す。
・教員が生徒の代弁して話す。
・生徒の手を持って作品を作る。
・・・・
生徒は授業中、受け身になりがちです。
自分から発信していても、なかなかそれを教員が本人の意図通りに捉えて、周りに伝えることが難しいです。教員が話しかけることが多くなり、生徒主体の活動が行われにくい状況もあります。
そのため、教員が「こうだろう」と解釈して、代弁したり、手を持って動かしてしまうことさえ起こってしまう危険もはらんでいます。
でも、これでいいのでしょうか?
おそらく教員は分かってはいます。他の方法が思いつかないのです。
あるいは思いついていても準備が大変でやらないのです。
思いついている方法はICTを活用する方法です。
生徒の意思を、自分の力で表現することができます。
生徒がパソコンの画面を見ればスイッチが入ります。
パソコンの画面の下についている「視線入力装置」が生徒の目を捉え、専用ソフトで、パソコンのカーソルを動かします。また注視することによって、クリックできます。
Powerpointで作った教材を使っています。マウスでクリックすることで、動画を再生できるようにしておきます。
これらを組み合わせれば、生徒が自分の力でいろいろなことができるようになります。
リンクページへ
目でパソコン画面を見ることができれば、視線入力装置でパソコンソフトを操作したり、EyeMoTボックスをつないで、乾電池で動かせる機器やおもちゃを操作することができます。
毎回の授業で1つずつ色紙粘土にグリッター絵の具をつける製作活動をしています。
これを後で組み合わせることで大きな作品にすることもできます。
スクーリングでボッチャ大会に参加をすることができました。
普段の授業でおもちゃのロボットを操作していました。
これを応用してロボットにボッチャのボールを押させ、ランプから転がすことができました。優勝しました。
書き初めをしました。
電動ろくろに載せた缶に半紙を巻き、墨汁をつけた刷毛を半紙にあてて、視線入力で電動ろくろを動かしました。
リンクページへ